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本作の主人公ジョアン・カルロス・マルティンスが日本で知られるきっかけの一つにリオパラリンピックがある。当時、パラリンピックの開会式で行われた彼の国歌演奏の模様は日本でも話題となり、ハンディキャップを持った両手で奏でられた美しい旋律は多くの人を虜にした。
実はジョアン・カルロス・マルティンスの伝記映画の企画は本作の製作陣より先にクリント・イーストウッドが興味を持ちジョアン本人と話を進めようとしていた。しかしプロデューサーのブルーノ・レザビシャスは本人に想いのたけを語り、本作の映像化権を掴み取った。
そして製作陣は、不況で資金集めに苦労しながらも映画を作りきった。
若くして世界的な活躍をしていたピアニストであるジョアンを襲った不幸、その苦難を幾度も乗り越えていく彼の物語は、ソニー・ピクチャーズ配給によってブラジルで公開され、週をまたいでボックスオフィスの順位をあげるスマッシュヒットとなった。
1940年6月25日生まれ。
8歳から始めたピアノで才能を開花させ13歳でプロの演奏者として活動を開始。 バッハの演奏に置いて20世紀の最も偉大な奏者として世界的に活躍。
幼い頃からピアノが得意だったジョアンは、瞬く間にとその才能を伸ばし20歳でクラシック音楽の殿堂として知られるカーネギーホールでの演奏デビューを飾り“20世紀最も偉大なバッハの奏者”として世界的に活躍するまでになる。
一流の演奏家として世界を飛び回っていたジョアンだったが不慮の事故により右手の3本の指に障害を抱えてしまう。ピアニストとして生命線である指が動かせなくなった彼は不屈の闘志でリハビリに励み再びピアニストして活動できるまでになる。ついに復帰を果たし自身の代名詞ともいえるバッハの全ピアノ曲収録という偉業に挑戦をしていた彼にさらなる不幸がのしかかる…
1970年2月13日生まれ。元々は作曲や演出を手掛けていたが後年スタートした俳優業で着実なキャリアを重ねる。2015年から出演した「A Regra do Jogo 」(原題)では国際エミー賞に主演俳優賞にノミネートされた。
2006年6月7日生まれ。本作で幼少期のジョアンを演じた子役。本作以外にブラジルのシリーズドラマ「Escola de Gênios」(原題)に出演。
1984年7月24日生まれ。ブラジルのテレビシリーズ「Geração Brasil」(原題)、「País Irmão」(原題)などに出演。本作で青年期のジョアンを演じた。
1982年12月22日生まれ。12歳でモデルデビュー。2000年以降は数多くのテレビシリーズで活躍。本作では後年のジョアンを支える妻、カルメンを演じた。
1983年8月31日生まれ。「Os Mutantes」(原題)、「Caminhos do Coração」(原題)の出演で知られる女優。本作でジョアンの最初の妻を演じている。
1971年9月27日生まれ。日本ではハリウッドでリメイクも決まったブラジル映画『トゥー・ラビッツ』のバルデル役で知られている。本作でジョアンを厳しく指導するピアノ教師を演じている。
1967年10月18日生まれ。ブラジルで活躍する監督で過去にはブラジルを代表するアーティストであるチン・マイアの伝記映画「Tim Maia」(原題)などを手掛けコンスタントに作品を生み出している。